2008/10/18

Processingライクな開発環境たち

Processingに影響を受けて開発された制作環境たちです。
openFrameworksはWindows, Mac OS X, Linuxで動作するC++ベースのフレームワークらしいです。
NodeBoxはPytonでコードを書くMac OS X専用の制作環境。

面白そうなんでこういうのも触っていこうかな〜と思ってます。
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2008/10/14

reacTIVision

reacTableってご存知ですか?

これです。
どういう仕組みか分かりますか?

ビデオをよく見てみると、動かしてるものに変な模様というかマークがついていますね。こんなの。

このテーブルは半透明の板です。

仕掛けは意外と単純で、この天板の下にはカメラとプロジェクターが入っています。もしかしてコンピュータもついでにこの中に入れているかもしれません。

カメラで天板の様子を撮影します。それであの変なマークの位置、回転を検出するってわけです。
その映像をもとにコンピュータに送って、プログラムに通します。音などを出すようにしてるわけです。
で、プロジェクターで天板に映像を映し出して、ああいうことができるわけです。

う〜ん。仕掛けは単純だけど、すごいかっこいい。

このテーブル、プロジェクター、カメラ、天板、パソコンさえ(プロジェクターは高そうだけど)あれば誰でも簡単に作れるんです。

で、問題はプログラムの方ですよね。
どーやってあんなマークで回転とか位置とか検出するのか。
ここが一番面倒くさく、かつ難しい課題だと思います。

しかし、このプログラムは公開されているんです。
あとはProcessingなどでどういう反応をするかプログラミングするだけ。

この公開されているやつの名前がreacTIVision
変なマークもダウンロードできます。

テーブルを作れなくても、カメラさえあればそれなりにマークに反応してくれるので、一度試してみてはいかが?
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2008/10/13

Blender

Blenderってご存知ですか?
昨日「アートのためのソフトウェアたち」でも紹介しましたが、高機能な3DCGソフトです。
市販のソフトに負けてません。ほんとに。
でも、僕もまだ使いこなせてないんですよ。高機能すぎて。
以下は作品です。


これは「Brain man」です。
精神や知識、インスピレーションなどを表現しました。
これは恐竜です。Blenderで一番最初に作った作品です。
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TUI: Tangible User Interface

みなさん、Tangible User Interfaceってご存知ですか?略してTUI。
GUIとかCUIというのはご存知ですよね。

TUIというのはMITのMedia Labの石井裕教授が研究されている、新しいインターフェイスのアプローチです。
簡単にいうと、コンピュータのデジタル世界と 我々人間の世界との間にある深いギャップを、デジタル情報を物理的実体を与えることで人間が直接操作しているような感じにするユーザーインターフェイスです。

GUIはマウス、キーボードで操作しますよね。
実は、それって40年前からほとんど基本的な姿を変えてないんです。

GUIも、CUIに比べたら、もーーーんの凄い革新的なことだったんですけど、これって使い方を知っている人しか操作できませんよね。普段パソコンを使い慣れている方はそんなこと分からなくなっているかも知れませんが、初めてパソコンを触る人を見てみると、扱いにすごい困っていますよね。

今のパソコンは汎用ですが、TUIが目指すところは汎用ではなく、ある作業に特化した専門コンピュータです。

将来こーいうのを開発する研究員になりたいです。
じゃあMIT Media Labに入らなきゃ。
う〜ん。勉強あるのみですね〜
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iTunesのビジュアライザ、きれいすぎる!!

Flight404, Flight404, Flight404........
最近知ったんですが、すごいですね〜

iTunes使っている人は、(iTunes 8)ビジュアライザって使ったことありますか?
Macの人は、
command + T
を押しちゃってください。
出てきますから。
Windowsのショートカットは知らないですけど、
表示>ビジュアライザを表示
みたいな感じで出せると思います。

僕はビジュアライザ使ったこと無かったんで知りませんでしたが、こんなにきれいだったとは!!



すごいきれいですよね。めちゃめちゃきれい。

実はこれ、開発はProcessingで行ったようです。
いやー作る人が作ったら凄いのができるんですねー。

いつかはこんなのが作れるようになりたいなーと思いました。

ちなみに、
「command + F」でフルスクリーンになります。

自動でパターンが切り替わりますが、それをoffにしたいなら「c」
自分で切り替えたいなら「m」
スピードは「+」「-」でお好みに調整、
光の強さは「a」「s」でお好みに調整
だそうです。

Flight404はProcessingの世界では超有名みたいですよ。

作品の動画はこちら
Flight404のブログはこちら

2008/10/12

アートのためのソフトウェアたち

コンピュータでアートするとき、まずぶつかるのがソフトウェアの問題。

超有名でデザインとかの業界標準になってるソフト、例えばAdobeのソフト群。
ま〜たけーたけー。
とにかく値段が半端無く高いんです。
初心者とか学生とかが簡単に手を出せる値段じゃない。

Photoshopひとつで10万とかするんですよ。
Adobe Creative Suite 3.3 Master Collection。これは全部入ってるソフトです。
40万円します。
学割で15万。
学割凄いですね〜
ん?驚くのはそこじゃないって?

3Dで有名なMayaなんかも高い。

ま〜本格的なソフトはほとんどめちゃ高い。

では、上記のようなのには多少劣っても、普通にアートする分には十分すぎるソフトを紹介しようと思います。もちろん全部フリーソフト。無料。

Gimpは有名なソフトです。Photoshopのようなことができちゃうソフトです。
レタッチなど、色々こなせちゃうソフトです。フリーの中では一番高機能。
InkscapeはIllustratorに当たるソフトです。ドローソフトってやつです。

Blenderはフリーの3DCG作成ソフトです。静止画だけでなく動画も作れます。かなりの高機能で、市販のソフトに負けていません。日本語環境はあまり充実していませんが、それさえ大丈夫なら凄い作品が作れちゃうソフトです。もともとCGアニメスタジオのソフトだったってこともあり、アニメを作る機能がすごく充実しています。

日本ではあまり有名ではないですが、これはビジュアルアートのためのプログラミング環境です。サウンドもライブラリを追加すると可能です。
初心者のプログラミング学習向けにも作られていることもあり、簡単なコードで作品を創れる利点があります。プロトタイプ作成なんかに使うデザイナーもいます。極めればものすごい作品を作れます。
もちろん、インタラクティブな作品をつくることも可能です。

今までのソフトはWin, Macともに使えるソフトです。

僕が、Macで良かった〜と思うのはこういうソフトを発見したときもです。Macユーザーの皆さん、これ標準でついてます。Developers Toolsのアプリケーションのひとつです。
プログラミング環境の一種で、パッチと呼ばれる機能の部品をつなぎ合わせて作品をつくっていきます。
技術的な作業に煩わされることが少なく、美的な作業に集中できます。

Processingとは

ProcessingとはCasey Reas と Benjamin Fryによるオープンソースプロジェクトで、以前はあのMIT Media Labで行われていました。
プログラミング言語、というよりはプログラミング環境です。
統合開発環境(IDE)っていうものらしいです。
何に使うかって言うと、電子アート、ビジュアルデザインなど。追加のライブラリを入れるとサウンドもできます。
実際どんなのを作れるのかというと、"Built with Processing"でググると世界中の人が作品を公開しているのでそれをみてみてください。
中には結構凄い作品もあるので、参考になるかも。

プログラミングの学習用にもつくられていることもあり、初心者にもとっつきやすいです。
とっつきやすいとは、複雑な設定がいい具合に端折られているから手軽に作成ができるからです。
そういうことから、コンピュータを使ったアート作品のプロトタイプ(試作品)作成なんかにも使われるみたい。
あと、色々な教育機関でも採用されているらしいです。例えば、工業系の大学のプログラミング入門とか、美術系の学校のコンピュータアートの授業とか。もちろん日本でも。

欠点は日本語の情報が少ないことです。
でも、逆に英語の勉強になるからいいかもって考えるとこの点はそこまで苦ではない。(笑

日本語の書籍は今は『Built with Processing デザイン/アートのためのプログラミング入門[改訂版]』だけみたいですね。
この本は結構きれいでGoodです。オールカラーで、プログラミングの本とは思えない(いい意味で)。

Processingとはこんな感じのものです。
で、僕は最近これを見つけてハマっています。(笑
プログラミングもほとんど初心者って感じなんですけど、これは面白い。
Quartz ComposerとProcessingと。どんどんきわめていきたいです。

2008/10/11

Quartz Composer Book

あ、そういえば。
Quartz Composer Book買いました〜
「未来派図画工作」の鹿野護氏の本です。

最近興味を持ち出したQuartz Composerですが、この本の最後の出版日見ると
2008年10月1日ってなってるじゃないですか。
新しっ!!
この本知ったのが7日です。
この本買ったのが8日です。
正直書籍が出されて1週間で購入したの初めてです。多分。

ま〜きれーな本ですけど。
ちょっと値段が高いですね。
でも高そうな本って雰囲気はあります。
辞書みたいに厚紙のケースに入っています。

もうちょっとパッチの紹介して欲しかった感はありますが、基本的なとこは多分大丈夫だと思います。

Quartz Composerって多分英語の情報の方が多いです。
英語好きだけどまだまだへちょいんで。(^^;
でも、言葉の壁なんかには負けてられるか〜!!
国際的になろー。うん。

ってことで英語も勉強進めていく必要がある僕でした。

Quartz Composer 入門



最近Quartz Composerなるものを発見しました。

Macのデベロッパーツールについてるアプリケーションの一つです。
Apple Developers Toolsに含まれてるアプリっていうと、Xcodeなんかが有名ですよね。
あれと同じように入ってたのがQuartz Composerです。

XcodeやInterface BuilderはMacなどのアプリケーションを作成するためのツール。
Dashcodeはダッシュボードのウィジェットを作成するためのツール。

で、このQuartz Composerはと言うと、 スクリーンセーバー、iTunesとかのビジュアライザ、その他インタラクティブなものや動画などをつくるものです。
Cocoaと組み合わせるとアプリケーションを作成するときにも使えるそうです。

Quartz Composerは一種のプログラミング環境です。
しかし、普通プログラミングと言うと思い浮かぶ、キーボードでコードを打ち込んでいくものとは異なります。
グラフィックソフトなどにはノードといって要素というかモジュールというかをつないでいくものがあります。まさにあんな感じです。
パッチと呼ばれる小さな部品をつなぎ合わせて作品を創っていきます。
パッチひとつひとつには小さな機能しかありませんが、それを組み合わせていくことで複雑で美しい作品をつくることも可能です。

コードを打ち込んでいく方法だとバグに悩まされることの方が創作の本体より多いことがありますが、Quartz Composerはコードを打つのは高度なことをするときだけなので、「創作」の核に集中できる利点があります。
リアルタイムで結果が反映されていくので、作業もやりやすいです。

これからこれを頑張って極めたいと思います(^^

僕が暇なときに作ってる作品はここに置いています。良かったら来て下さいね