『世界観の変遷期』 |
母に叱られていた時のことです。
僕は何かをして叱られました。母はこれは「正しくない」ということを教えるために僕を叱りました。
そのとき、僕の中で唐突に「正しさ」に対しての懐疑が芽生えたのです。
産声をあげたばかりの懐疑の勢いに任せ、僕は母に
「『正しい』か『正しくない』かなんてどっかの誰か、つまり人間が勝手に決めたことやんか!そもそも『正しい』も『正しくない』とか、そんなんそれが真理かどうかなんて、どうやって判断するんよ!」
とかなんとか言って、余計に叱られてしまいました。
さて、叱られたことはともかく、これを期に世界観が大きく変わりました。
正しいか正しくないか、それは人間が勝手に作ったルールを守っているか破っているかというだけで、本質的な正誤、自然/宇宙が決めた正誤ではないんじゃないか、とかそういうことを考えました。
他律な正なんて真理じゃないとか思ったわけです。
「正しさ」について色々とごっちゃになっていた期間だったのかもしれません。
そんな感じの時の気持ちを思い出してこの絵を作りました。
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