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2010/09/15

世界観の変遷期

『世界観の変遷期』
小学校4年生の頃だったかな。
母に叱られていた時のことです。
僕は何かをして叱られました。母はこれは「正しくない」ということを教えるために僕を叱りました。
そのとき、僕の中で唐突に「正しさ」に対しての懐疑が芽生えたのです。

産声をあげたばかりの懐疑の勢いに任せ、僕は母に
「『正しい』か『正しくない』かなんてどっかの誰か、つまり人間が勝手に決めたことやんか!そもそも『正しい』も『正しくない』とか、そんなんそれが真理かどうかなんて、どうやって判断するんよ!」
とかなんとか言って、余計に叱られてしまいました。

さて、叱られたことはともかく、これを期に世界観が大きく変わりました。
正しいか正しくないか、それは人間が勝手に作ったルールを守っているか破っているかというだけで、本質的な正誤、自然/宇宙が決めた正誤ではないんじゃないか、とかそういうことを考えました。
他律な正なんて真理じゃないとか思ったわけです。
「正しさ」について色々とごっちゃになっていた期間だったのかもしれません。
そんな感じの時の気持ちを思い出してこの絵を作りました。

2010/08/25

セプキャン2010に参加してきた

1週間ほど前まで、セキュリティ&プログラミングキャンプ2010(通称:セプキャン2010)というものに参加してた。
8/12〜8/16の間、千葉のOVTAという研修センターでプログラミングのお勉強をしてたわけです。

ブログに書くまでがキャンプだそうで。
でもかなり更新遅れてしまった><

ちなみにセプキャンというのは、5日間、全国から22歳以下の学生が60人くらい集まってセキュリティやプログラミングについて勉強したり交流をしたりとかいう素晴らしい合宿で、IPAが主催してる。
IT系ハイレベルな人がいっぱい集まってくる夏のイベント。

まず凄いのは、なんとこれは交通費・食事代・宿泊費・授業料等全部タダ。国が負担してくれてる。
しかも講師の方々はIT業界で有名な方も多く、かなりハイレベルであります。

実は僕自身このキャンプの存在はネットからの情報により去年から知っていて、去年も応募してた。
まぁ去年は当初の予想通り落選。
倍率6倍とか聞いてorz となっていて、「とりあえず22歳までに一回でも行ければいいやー」と気長に構えていることにしていた。

てなわけで今年も懲りずに応募してみたのだけど、なんと通ってしまいビックリ。
キャンプ前、ラッキーラッキー良かった良かったって浮かれてた。


ところでセプキャンはセキュリティコースとプログラミングコースに分かれている。
下に示すようにコースの中でそれぞれ3つづつの組分けがあり、僕はこのうちプログラミングコースのプログラミング言語組に参加した。

  • セキュリティコース
    • ソフトウェアセキュリティ組
    • Webセキュリティ組
    • ネットワークセキュリティ組
  • プログラミングコース
    • OSを作ろう組
    • プログラミング言語組←これ
    • Linuxカーネル組
プログラミング言語組では何をするのか。
以下セプキャンホームページ内容の引用だけど:
言語組では、プログラミング言語Ruby、およびその言語処理系を題材に、座学と実習によって言語処理系の基本、ソフトウェア構成手法の基本、性能改善手法の基本を学び、Ruby開発コミュニティで活躍できるレベルを目指します。
とかいう感じ。
要するにRubyの処理系をいじったりいじったりいじったりするわけですね。

実際にしたこと:

  • Rubyのバージョン番号を変えてみる
  • Rubyのバグ取り体験→バグ取り競争
  • Rubyの拡張ライブラリ作成体験
  • Ruby関係の課題に取り組む
演習的なことを中心に挙げてみた。

もちろん座学もやった。gitのお話とか、ソフトウェアの高速化のお話とか、コミュニティのお話とか、Ruby処理系のお話とか。あとRubyではなくPythonなのだけど、PEPのお話とかも。

どれも面白く、タメになった。
同時に、自分はもっと勉強しなきゃダメだなとも思った。

演習では初めてのことが結構多く、多少手間取ってしまったのだけど良い経験になったと思う。

さて、先ほど「実際にしたこと」の中で「Ruby関係の課題に取り組む」と書いたけど、具体的に実際みんながやってた課題というのは以下の通り:
  • 「Little Quilt言語の処理系実装とRuby binding」
  • 「Ruby処理系の"見えるor聞こえる化"」
  • 「Rubyのデバッグ」
  • 「Rubyのボトルネック分析と高速化」
  • 「Rubyに新しい文法の追加」
課題は色々案が用意されていて、その中から選択する、という形だった。
上の箇条書きはその案のうち実際に誰かが選んだもの。

この中で、僕は「Ruby処理系の"見えるor聞こえる化"」を選んだ。
実際にやったのはRubyの可視化。
もっと具体的に言うと「クラス定義時、メソッド定義時、インスタンス生成時にリアルタイムでそれらの関係性を視覚化」した。
これについてはまた別エントリを書こうと思うが、とりあえず完成したやつはこんな感じ:


Visualizing Ruby from TaKUMA YOSHiTANi on Vimeo.

細かい部分で思ったより手間取ってしまい、講師やチューターの方に助けられながらなんとか時間内に間に合わせることができた。
余裕があればGCで回収された時そのオブジェクトが断末魔の叫びをあげるようにしたかったんだけどなーw

さて、それはいいとして、キャンプのことに話を戻そう。

あ、そうだ、人生で初めて名刺交換をした。
キャンプが始まる少し前にキャンプマニュアルがpdfで公開されいたのだけど、そこには「名刺100枚くらい作っておいで」と書いてあった。Σ(°□° )←ってなった。
結局40枚ほど余ってしまったのだけど、それでもたくさんの方と名刺交換することができ、なんかとても新鮮だった。
やはり名刺にも個性が出ていて、手書き名刺から、なかなか凝った名刺まで色々。
中でも良いなぁと思ったのは透明な名刺。センス良いし印象に残るし。
名刺一つとってもなかなか面白いなぁと感じた。

キャンプ中はいろんな人と交流できて有意義だった。いろんな人がいて面白いなと感じた。僕なんかにはワケワカランすげー人もいっぱいいて、刺激ビンビン受けまくり。

特別講義やBoFなどでも、色々新しい価値観だったりものの見方だったりを知る事ができたと思う。

では、キャンプ中に感じたことなどを素直に:

  • へぇー
  • ほぉー
  • なるほどぉー
  • なんか凄い
  • 仮想の図書館(笑)
  • Bコースにして満額の料理を食べるのか、Cコースにしてドリンクバーを付けるのか...
  • 13歳なのにすごいなぁ。あれ、俺負けてるわ
  • OVTAネット24時間500円ェ・・・
  • セキュリティ組のCTF楽しそうだな
  • プロパティ(笑)
  • バグ・・・バグ・・・
  • 16階談話室熱い。しかも暑い。
  • 三点リーダェ・・・
  • お土産多くてハッピー
  • 技術書2冊+雑誌1冊全員にプレゼントとかすげぇ

これ以上書いてるときりが無いのでここらへんで。


まともな感想&まとめ:
世の中には凄い人がいっぱいいるんだなと実感でき、自分はこのままではいけないなと強く感じた。普段なかなかこういう人たちとは出会えないわけで、交流できて楽しかったし、とても良い刺激になった。
またキャンプで得た知識については、これから頑張れるとっかかりができたと思う。

最後に、このキャンプに関わった全ての方へ。
ありがとうございました!!!

あ、あと
\爽快セキュリティ!/

2010/03/06

意志を持つアイデア

『意志を持つアイデア』(c) 2010 TaKUMA YOSHiTANi
作品名:『意志を持つアイデア』
妙に顔のデカい人達はそれぞれアイデアを表現しています。無限のアイデアの中で、生き残ったものだけが成長してゆき、やがて輝きとして花開きます。

2009/10/08

素人がデザインする際に注意すべき7つのポイント

パソコンで気軽に簡単にデザインできるようになった今、チラシやポスター、パンフレット、プリントなどは自分で作るという人は少なくないと思います。

自分たちで作れば基本的にタダなので経費節約のために自分らで作るというのは大いに結構だと思います。いちいち全部プロに頼んでいたらいくらお金があっても足りないでしょうから。

しかし、そうやって作られたデザインのほとんどは、控えめに言って「クソダサい」です。
万人に美的センスがあるわけでも、デザイン知識やスキルがあるわけでもないのでこれもまたしょうがないことなのかも知れません。
でもそういうダサいデザインでさえ、少しの知識を適用するだけでだいぶマシにはなるのです。

以下の7つのポイントをしっかり理解しておけば少なくともダサくは見えなくなるでしょう。

  1. デザインを甘く見てはいけない
  2. 伝えたいことをはっきりさせる
  3. 「解像度」を理解せずに画像を貼るな
  4. 使うフォントはよく考えろ
  5. 無駄な装飾は逆効果
  6. 色の組み合わせはよく考えろ
  7. 余白は無駄ではない

2009/05/16

基礎のお勉強

なんだかんだ言っても、やっぱり基礎は大事だ。
レイアウトとか色とかの勉強は一通りしたつもりだけど、デッサンは未だ手つかずって感じでほったらかしにしてきてた。
練習してなかったから当然ヘタクソな訳で、でも上手になりたいなと思って勉強を始めてみた。


写真はJack Hamm著『動物の描き方』を読みながら描いた落書き。
超初心者な上に落書きなのでヘタクソなのは悪しからず。
ライオンの顔の簡単な描き方は目から鱗で、これからは5分でライオンの正面顔を描くことができます(笑
やっぱり描き方ってあるもんだなぁと思った。
まだ前半しか読んでないけど、とても勉強になる本だと思った。